広島大学は、平成25年度に文部科学省の「研究大学強化促進事業」において選定された22の研究機関のうちの一つであり、研究力強化に向けた取り組みを実施することで、10年以内に世界トップ100位以内の大学を目指しています。
この取組の一環として、明確な目標を掲げ、世界トップレベルの研究活動を展開できる広島大学内の10の研究拠点が選定されました。選定されたこれらの拠点は、戦略的に研究活動を活性化・世界展開していくための重点支援を大学から受けています。
極限宇宙研究拠点(略称:CORE-U)は広島大学の宇宙・素粒子に関する研究グループが集まり形成されたもので、広島大学の研究拠点の一つとして、平成25年度にインキュベーション拠点として選定され大学から支援を受け、平成29年度に自立拠点として認められました。
我々は以下の目標を掲げ、研究活動を進めています。
- 国内外の研究機関・研究者との共同研究を通じた宇宙・素粒子分野における先端的な研究と人材育成を行います。
- 拠点グループメンバーが行っている宇宙・素粒子関係の研究を統合し、初期宇宙、超高密度天体、宇宙高エネルギー現象など、極限物理状態の宇宙や天体現象について包括的な研究を行います。
- 将来的には、人文学、社会科学、教育学、工学等の広い研究分野の研究者と協調し、広島大学独自の天文観測衛星開発等、ユニークな研究を展開し、新たな研究分野を創設します。
CORE-Uは、以下のSDGs項目に貢献しています。
- SDGs-4.3 「質の高い教育を皆に」
- SDGs-9.5 「産業と技術革新」
- SDGs-17.6 「パートナーシップで目標達成(科学技術)」