広島大学が NASA ゴダード宇宙飛行センターと共同で提案した、宇宙X線偏光観測衛星 PRAXyS が、NASA の小型衛星ミッションの候補に採択されました。今後は約1年かけて衛星計画を綿密にし、搭載装置の調査開発を行い、2016年末に審査を受けて、小型衛星ミッションとして本採用される予定です。衛星の打ち上げは、2020 年を目指しています。天体からの低エネルギーX線の偏光観測はこれまで1例しかありませんでしたが、PRAXyS 衛星は日本で開発した装置を搭載し、ブラックホールや中性子星など数十天体からX線偏光を観測できることが期待されます。
NASA プレスリリース (英語) : http://www.nasa.gov/press-release/nasa-selects-proposals-to-study-neutron-stars-black-holes-and-more