アメリカの重力波観測装置LIGOが検出したと報告された信号の0.4秒後に、広島大学が参加するフェルミ衛星搭載GBM検出器がガンマ線を検出しました。到来したガンマ線の方向は、重力波が来た方向と矛盾していませんでした。よってLIGOの信号とフェルミ衛星のガンマ線信号は、同一天体から来たと考えるのが自然です。この天体の正体は不明であり、今後の観測の進展が期待されます。詳しくは「こちら」をご覧ください

広島大学CORE-Uでも重力波放射の対応天体を電磁波で探す観測装置として、フェルミ衛星の他に、かなた望遠鏡、HinOTORI望遠鏡 (チベットに設置予定)、ASTRO-H衛星搭載ガンマ線バースト検出器などをあり、重力波天体からの信号を待ち受けています。また理論的な研究も、日本の重力波観測装置KAGRAプロジェクトに関連して行われてます。