X線天文衛星ASTRO-H「ひとみ」は、打上げの約一週間後から開始した観測装置立ち上げ段階で、ペルセウス座銀河団を合計23万秒間観測し、中心部のガスの運動をはじめて測定することに成功しました。今まで高温ガスは、銀河団中心部で巨大ブラックホールから吹き出すジェットにより乱れて動いていると考えられてきましたが、観測の結果、ガスの乱れた運動は予想より小さい、すなわち高速ジェットが影響を及ぼしているにも関わらず銀河団中心部の高温ガスは意外に静かであるということがわかりました。
 
詳しくは以下の JAXA のサイトをご覧ください。
http://www.jaxa.jp/press/2016/07/20160707_hitomi_j.html